外構工事は住宅の印象を決める

 

 

住宅の顔とも言われている外構は、内装と同じくらいこだわりたい部分です。

ただ、外構工事を一歩間違ってしまうとその部分だけが気になってそれが暮らしている間

ずっとストレスになってしまうかもしれません。

そんなことにならないためにも、事前にある程度の知識を身につけておくことが大切です。

 


1.3つのタイプがある

外構には大きく分けてクローズド、セミクローズ、オープンと3つのタイプがあります。

クローズドはフェンスなどにこだわり防犯面やプライバシーを意識したタイプ、

オープンタイプはクローズドタイプよりも防犯やプライバシーは低くなりますが、

これらの2つをできるだけ守りつつ解放感を重視させたもの、

セミクローズはこの2つのタイプの中間に位置する存在です。

3つの中で最も費用を安く抑えられるのがオープンタイプです。

フェンスをつくらないので、できるだけ外構工事に費用を費やしたくないと考えている人におすすめできます。

 


2.できるだけ安く抑えるために

外構工事がリーズナブルなオープンタイプの費用はどれくらいなのでしょうか。

安く抑えられるといっても選ぶ材質と大きさで異なるので、費用の幅は広くなります。

だいたい100万円から200万円程度はかかると思っておきましょう。

住宅の1割程度にするのが一般的とも言われていますが、選ぶタイプによりばらつきがあります。

アプローチが30万円から60万円程度、門が15万円から30万円程度、ウッドデッキが30万円程度、

バルコニーをつくる場合40万円程度かかるとされています。

フェンスがないと、訪問するお客様が最初に目につくのはアプローチではないでしょうか。

そんな目につく部分だからこそ材質にはこだわりたいものです。

アプローチの素材で人気なのがタイルです。

オシャレなデザインがたくさんあるので選ぶ楽しみもあります。

ただ、雨や雪が降ると滑りやすいこともあるので滑りにくいことも考慮し選ばなければなりません。

レンガは経年劣化を楽しめる素材です。年数が経過するたびに深い味わいが出てきます。

注目したいのがインターロッキング、公園などに使われることも多く、耐久性にも優れています。

また、滑りにくいこともこの材質の利点と言えるでしょう。

洗い出しも人気素材の１つです。コンクリートが固まる前に水で流し砂利を露出するという方法です。

一見シンプルで華やかさには欠けますが、安全性の高さで選ばれています。

土間コンクリートは、コンクリートを直に固める方法です。

こちらは見た感じシンプルで比較的費用が安いというメリットがあります。

住宅に合わないとバランスが悪くなるので、イメージに合わせて選ぶことも大切です。

 


3.駐車スペースもオープン外構のポイント

オープン外構にすると駐車スペースも目立ちます。

外構工事でここを手抜きすると、安全性の面に影響を及ぼす場合があるので慎重に選びましょう。

出し入れしやすいか、周辺に影響を与えることがないか重要な点がいくつかあります。

また、住み初めはコンパクトカーだったが、家族が増えると大きめの車が欲しくなることもあります。

スペースの広さは、先のことを考えて設計しなければなりません。

カーポートは車を長持ちさせるために大切な存在です。

紫外線や雨など外気の影響から守るためにも、設置するのが望ましいと言えます。

 

外構工事は住宅の1割が一般的といいますが、選ぶ材質やサイズによりさまざまです。

コーディネート次第で安く抑えることも可能なので、

どんなタイプがあるのか事前にしっかり身につけておくのがベストです。

訪問するお客様に素敵と言ってもらえるため、気持ち良く過ごせるためにも、

素敵なアプローチや門、お庭で迎えましょう。